「脱毛サロン、突然の倒産」
このようなニュースを見ると、現在脱毛サロンに通っている方、これから通う予定の方、
不安になりますよね。
なぜこんなにも多くの脱毛サロンが次々と閉店・倒産してしまうのでしょうか?
実は、業界特有の価格競争や経営構造の問題が大きく影響しているんです。
この記事では「なぜ倒産が相次ぐのか」「どのサロンが実際に閉店したのか」を整理し、
皆さんが脱毛サロンを選ぶうえで、後悔しない選択をするための情報をまとめました。
- 脱毛サロンが倒産する理由
- 閉店・倒産した大手脱毛サロン一覧
- 脱毛サロンに安心して通う方法
脱毛サロンの倒産は過去最大?
近年、脱毛サロンの倒産・閉店をニュースで聞くことが増えたため「過去最大なのでは?」と不安に感じる方も少なくないと思います。
実際に、景気の変動や競合の増加、利用者のニーズの変化などの影響で倒産件数が増えているのは事実です。
帝国データバンクの2025年3月末までの調査によれば、2023年度の8件から2倍以上の18件が倒産し、「2024年度の倒産件数は過去最大を更新した」と報告されています。
参照:TDB
また、記憶に新しい2025年8月のミュゼプラチナムの破産は、負債額約260億円・債権者約20万人という、 脱毛サロンとしては過去最大級の規模となりました。
ただし、全ての脱毛サロンが危険というわけではありません。
特に大手で経営基盤の安定している脱毛サロンや医療機関は、引き続き多くの利用者に支持されています。
つまり、「倒産リスクがゼロではないが、事前に見極めれば安心して通えるサロンやクリニックは十分にある」というのが現状です。
結論、現時点で過去最大とまでは言えないものの、倒産件数は過去最高水準に加速しています。
脱毛サロンが倒産するのはなぜ?
一体なぜ、こんなにも脱毛サロンが倒産しているのでしょうか?
脱毛サロンが次々と倒産している背景には、業界全体のビジネスモデルに課題があるように感じます。
特に「格安プランの乱発」「一括前払い制度」「広告費の過剰投資」などが重なり、サロンの資金繰りを圧迫しているのです。
利用者の満足度とは関係なく、脱毛サロンの経営体制や資金繰りによるものが多い為、私たちの見えないところで徐々に深刻化し、ある時突然「倒産」が起こってしまいます。
結論、脱毛サロンの倒産は「経営の行き詰まり」「新規顧客の減少」「スタッフ不足」などが主な原因です。
クリア+編集部安心して通うためには、
こうした倒産リスクの理由を理解しておくことが大切です!
脱毛サロン業界の価格競争が激化
脱毛サロンが倒産する1つ目の理由として、業界全体での価格競争の激化によるものです。
大手サロンも中小サロンも「月額〇〇円!」「通い放題〇〇円!」というように低価格を打ち出すことで集客を狙ってきました。
しかし、低価格競争に走るあまり、広告費や人件費を回収できずに赤字化するサロンが急増したのです。
例えば、先述した通り、過度な値下げは長期的な経営を不安定にします。
さらに、売上確保のために高額なローン契約や無制限プランを販売するケースもあります。
それに対して顧客が継続できずに途中解約が増えると、キャッシュフローが一気に悪化してしまうのです。
つまり、表面的には「安くてお財布にやさしい」と見えるプランも、サロン側にとっては経営リスクを高め、最終的に倒産を招く要因の一つになっています。



サロンを選ぶ際は「相場より極端に安すぎるプラン」には
注意しましょう。
コロナ禍以降で脱毛サロンへの客離れが加速している
2つ目の理由として、コロナ禍をきっかけとした客離れです。
外出自粛や在宅勤務の普及によって「人と会う機会が減ったから脱毛は後回しでいい」という考えの方が増えました。
その結果、予約キャンセルや新規契約数の減少が目立つようになったのです。
特にスタッフの人件費や広告費を回収できないまま赤字が続き、閉店や事業譲渡に追い込まれるケースが後を絶ちません。
そして、同時期に「家庭用脱毛器」や「医療脱毛クリニック」に顧客が流れたことも大きな要因となっています。
医師のいる医療脱毛クリニックの方が信頼性が高く、倒産リスクも低いため、安心して通いたい人はそちらを選ぶ傾向が強まってきています。
また、コロナ禍以降、おうち時間が増えたことをきっかけに「家庭用脱毛機」を購入する方が急増しました。
最近は数万円台で購入できる機種でも出力が高く、エステ並みのケアも出来るとうたう製品も次々登場しています。
その結果、脱毛サロンには通わず「自宅で気軽に続けられる方が安心だし経済的」と考える層が増え、脱毛サロン離れを後押しする大きな要因となっています。
倒産した大手脱毛サロンの原因と特徴
ここでは実際に倒産・閉店した大手脱毛サロンの事例を紹介したいと思います。
大手だから安心と思っていた方にとってもショックな出来事でしたよね。
ここ数年で倒産・閉店した大手脱毛サロンには、いくつか共通点があります。
- 大規模展開によって経営コストが増大した
- 長期ローン契約が主流だった
- 利用者が他の選択肢に移っていった
大規模展開による経営コストが増大した
全国に多数の店舗を抱えていた分、家賃や人件費、広告宣伝費が膨らんでいました。
さらにそこへ新規顧客が減少してしまうと、その負担が一気に大きくなり、経営が厳しくなりました。
長期ローン契約が主流だった
月額制よりも「総額 数十万円をローンで分割」という契約形態が多く、途中で通えなくなった顧客からは不満やトラブルの声も多く寄せられました。
安心して通いたい人にとって、この仕組みはちょっとハードルが高かったといえます。
利用者が他の選択肢に移っていった
「効果が早い医療脱毛」や「好きな時に手軽に使える家庭用脱毛機」などの選択肢が増えた事により、脱毛サロン以外を選ぶ人が増えていきました。
その結果、脱毛サロン利用者がどんどん減少していきました。
結論、倒産した理由として単に「人気がなくなったから」ではなく、時代の変化に対応できなかったビジネスモデルが共通点といえるでしょう。
昔は「大手サロンで長く通う」のが当たり前でしたが、今はもっと自由で効率的な選び方をする方が多くなっています。
つまり共通して言えるのは、時代の変化に合わせられなかったことのように思います。
| サロン名 | 破産・倒産日 | 運営会社名(倒産時) | 負債額(推定) |
| 脱毛ラボ | 2022年8月 | 株式会社セドナエンタープライズ | 約60億 |
| ミュゼプラチナム | 2025年3月 | MPH株式会社 | 約260億 |
| キレイモ | 2022年9月店舗譲渡 | 株式会社ヴィエリス | 約590億 |
| 銀座カラー | 2023年12月 | 株式会社エム・シーネットワークスジャパン | 約58.5億 |
脱毛ラボ:2022年8月に倒産
脱毛ラボは「月額〇〇円で通い放題」といった月額制や「全身脱毛が安い」という価格戦略で人気を集めた脱毛サロンです。
お財布にやさしいプランを武器に学生・20代女性から人気を集めていました。
しかし、格安すぎる料金体系と広告宣伝費の負担が経営を圧迫し、2022年8月に東京地裁から破産手続き開始決定を受け倒産に至りました。
利用者の多くは「施術を受けられないのにローン残債だけ残る」という深刻な被害を受けました。
サロン選びには安すぎる料金プランは注意が必要です。
もし契約するなら、解約や保証制度がしっかりしているか確認しましょう。
ミュゼプラチナム(店舗閉店):2025年3月に破産
ミュゼプラチナムは一時期「業界最大手」とも言われ、女性からの支持が非常に高かった脱毛サロンです。
しかし、急拡大に伴う人件費増加と顧客管理の難しさから経営が悪化しました。
2025年3月には一部店舗が閉店し、債権者(元従業員など)から破産申立てが提起されました。
現在は商標権・運営権・営業権を別法人であるミュゼ・メディア・HD株式会社へ正式に承継されており、引き続きサービスを利用出来るように体制を整えているようです。
大手だから絶対に安心!という考え方は見直す必要がありそうですね。
通う際は返金制度や都度払いがあるかどうかを確認しましょう。
キレイモ:2022年6月に店舗譲渡
キレイモは「モデルや芸能人の利用」で話題になった人気脱毛サロンです。
従業員への給与未払いや顧客への返金遅延などの金銭トラブルが表面化し、2022年6月下旬に全国約60店舗が事前告知なしで一斉に休業する事態になりました。
その後、半数の店舗がGFA株式会社に譲渡されました。
負債部分は元経営会社のヴィエリス側が対応し続けています。
譲渡後も一部サービスは継続されましたが、予約の混雑やサービス縮小で不満の声も多く上がっています。
契約者への対応が大きな課題として取り上げられており、脱毛サロン選びでは「経営母体の安定性」を必ずチェックしましょう。
銀座カラー:2023年12月に倒産
銀座カラーは長年にわたり人気を集めていた老舗脱毛サロンです。
2023年12月に自己破産を申請し、全店舗閉店しました。
契約者への返金がスムーズに行われず、SNSを中心に「お金が戻らない」といったトラブルが多数報告されました。
通い放題プランや前払いコースを前面に押し出したマーケティングで急成長しました。
一時は「通いやすいし、安くて便利」というイメージが強かった一方で、 予約が取りにくい・サービスが画一的、という声も口コミで散見されていました。
「突然の閉店」に備え、契約時に支払い方法や返金条件を確認しておきましょう。
倒産しそうな脱毛サロンを見抜く3つのポイント
脱毛サロンは数多くありますが、今も水面下では経営状況が不安定の状態で倒産リスクを抱えているところもあります。
せっかく契約しても、途中で通えなくなってしまうのは避けたいですよね。
ここでは「この脱毛サロンは大丈夫かな?」と見極めるための3つのポイントをご紹介します。
- 予約が極端に取りづらい脱毛サロンは避ける
- 度重なるキャンペーン値下げをしている脱毛サロンは避ける
- 店舗スタッフの入れ替わりが多い脱毛サロンは避ける
安心して通うためには、日頃から「少しおかしいかも?」と感じるサインを見逃さないことが大切です。
もちろん、すべてが倒産に直結するわけではありません。
利用者としては「少しでも違和感を覚えたら慎重になる」ことが自分を守る一番のポイントです。
気になるところは契約を交わす前にとことん質問し、他の脱毛サロンも比較検討するなど、リスク分散を心がけましょう。
- 予約が取りにくくなっている
- 店舗の統合や閉店が増えている
- スタッフの入れ替わりが目立つ
- 接客や施術の質が落ちてきた
- 「今だけ割引」などの大幅値下げキャンペーンを繰り返している
- 公式サイトやSNSの更新が止まっている
契約や支払いを急かされる
複数当てはまる場合は、経営状況が不安定になっている可能性があります。
特に高額なコース契約を検討しているときは要注意です。
予約が極端に取りづらい脱毛サロンは避ける
人気があるサロンほど予約が取りにくいものですが、極端に次回の予約が取れないのは注意が必要です。
実は「スタッフ数の不足」や「店舗の回転率の低下」を意味していることもあります。
特に数か月先まで予約が詰まっている状況が続く場合、キャパシティ以上の契約を抱えている可能性があり、経営バランスが崩れているサインかもしれません。
度重なるキャンペーン値下げをしている脱毛サロンは避ける
「今だけ半額」「乗り換え0円」など、大幅な割引やキャンペーンを頻繁に行っているサロンは注意が必要です。
もちろん、とてもお得に見えますが、実際は新規契約者を集めないと経営が回らない状況である可能性があります。
「今だけ◯円!」といった極端な値下げを繰り返している場合は慎重に判断しましょう。
一時的に顧客を集めても、無理な値下げは利益を圧迫し、結果的に経営悪化につながるケースが多々あります。



価格だけで飛びつくのではなく、
安さの裏にある理由を冷静に見極めましょう。
店舗スタッフの入れ替わりが多い脱毛サロンは避ける
来店するたびにスタッフが変わるようなサロンは注意が必要です。
スタッフの定着率が低いということは、労働環境や経営に問題がある可能性が高いと考えられます。
また、人材の入れ替わりが多いと、教育コストや人件費が膨らみ、サービスの質も安定しません。
こうした状態が続くと、経営面でもリスクが高いと判断できます。
「最近、施術や接客の質が落ちてきたなぁ・・・」と感じる時は要注意です。
安心して長く通うためには、安定して働くスタッフが多いサロンを選ぶのがおすすめです。
脱毛サロンの破産で損をしない対策は?
脱毛サロンが破産しにくい健全経営をしているかどうかは、『料金体系の透明性』や『予約の取りやすさ』『スタッフの定着率』などのいくつかの観点から見抜くことができます。
まず注目したいのは料金体系の透明性です。
過剰な値引きキャンペーンや極端に安いコースばかりを打ち出しているサロンは、収益構造が不安定な場合があります。
無理のない価格設定で、解約や返金に関するルールが明確なサロンを選ぶと安心です。



メンズクリアは、前払金保証制度を導入しており、万が一の場合でも未消化分の施術料金は保証されます。
次に、予約の取りやすさやスタッフの定着率も大切な手がかりになります。
誠実なカウンセリングや安定したサービス提供ができているサロンは、顧客との信頼関係を築きやすく、経営面でも安定しやすい傾向があります。
さらに、過度な店舗展開をしていないかどうかも要チェックです!
急速に拡大しているサロンは、一時的に広告で集客していても資金繰りが厳しくなり、倒産リスクが高まるケースがあります。
利用者側としては「料金の明確さ」「予約環境」「サロンの規模感」などを見極めることで、破産リスクの低いサロンを選びやすくなります。
倒産リスクを避けて安心して通う方法
脱毛サロンに通ううえで一番心配なのが、契約したのに脱毛サロンが倒産してしまうというリスクです。
大きな金額を支払ったあとに通えなくなるのは避けたいですよね。
そこで、安心して通うためにできる対策をご紹介します。
- 都度払い・前金保証制度導入のサロンを選ぶ
- 支払いはクレカを利用してリスク分散をする
- 大手医療脱毛クリニックなら倒産リスクも低く安心
都度払い・前金保証制度導入のサロンを選ぶ
できるだけ都度払いや前金保証制度が明確に提示されている脱毛サロンを選びましょう。
高額なコース契約を一括払いしてしまうと、万が一の時にお金が返金されないというリスクが高くなります。
一方で「都度払い」や「月額制プラン」なら、施術を受けた分だけ支払う仕組みなので大きな損失リスクが少なく、安心して続けられます。
また、前払金保証を導入しているサロンは、経営の透明性がある程度担保されており、万が一の時に保証会社から返金されるため、安心です。
例えば、昨今の脱毛サロン、脱毛クリニックの倒産を受け、「株式会社日本保証」は、経営及び財務状況が健全であると判断したサロン等へ「前払金保証」のサービスの提供を開始しています。


※関連商品の代金、特典・付帯サービスに係る返還債務は含まないものとします。 保証サービスの詳細は、エステ契約書の約款をご確認ください。
サロン等への不安感を払拭し安心して施術を受けられる一つの判断材料となるでしょう。



メンズ脱毛業界では「メンズクリア」が導入しており、万が一の場合でも未消化分の施術料金は保証されます。
支払いはクレカを利用してリスク分散をする
やむを得ずコース契約をする場合は、現金一括払いではなく、クレジットカード払いを選択するのもリスク対策の一つです。
クレジットカード会社には「チャージバック(返金請求)」の制度があり、サービスが提供されなかった場合に返金を受けられる可能性があります。
また、支払い停止の申請(抗弁権)という制度もあります。
現金や銀行振込に比べ、万が一のトラブルの時に守られる手段が増えるのです。
大切なお金を守るためにも、支払い方法を工夫してリスクを分散させる意識を持ちましょう。
大手医療脱毛クリニックなら倒産リスクも低く安心
エステ系列の脱毛サロンと比べると、大手医療脱毛クリニックは医師が在籍し、医療法人や資本力のある法人が運営しているケースが多いため、経営基盤が安定しています。
さらに、美容医療は脱毛だけではなく、美容皮膚科治療や再生医療など幅広い診療科目を持つクリニックも多いため、収益の柱が複数あり、倒産リスクが低いといえます。
実際に、過去に大規模な脱毛サロンの経営破綻が相次ぐ中でも、大手医療脱毛クリニックが一斉に倒産した事例はほとんどありません。
長期的に安心して通いたい人にとって、「医療脱毛クリニックを選ぶ」ことはリスク回避の有効な手段といえるでしょう。
また、万が一肌トラブルが起きてもその場で医師の診察・薬の処方が受けられるのは医療機関ならではの大きなメリットです。
長期的に安心して通いたい、効果を確実に得たいと考える方には、医療脱毛を選ぶのがもっともおすすめです。
料金は脱毛サロンより少し高めに感じるかもしれませんが、「安全性」「確実な効果」「安心して通える環境」を考えると、結果的にコスパの良い選択といえるでしょう。
メンズクリアなら前払金保証で安心


メンズクリアは、未消化分の施術料金を第三者機関が保証するため、施術代金が返ってこないなどのトラブルがなく安心して利用ができます。
契約した脱毛サロンが倒産した場合、通常は契約の回数分施術を受けていなくても、前払いした施術代金は返ってきません。
しかし、メンズクリアは株式会社日本保証が、未消化分の施術料金を保証してくれるため、倒産を気にせずに安心して脱毛ができます。



契約が不安な方でも安心して脱毛ができる制度です。
\ 980円で全身脱毛※を体験してみる! /
※施術時間は20分です。
※初回ご来店のお客様限定の料金です。
よくある質問
倒産したら残っているチケットはどうなる?返金される?
脱毛サロンが倒産してしまった場合、基本的には残っている回数券やチケットは利用できなくなり、返金もされません。
民事再生や破産手続きに入った場合、返金を受けられるケースもありますが、多くは「債権者」としての扱いになるため、全額が戻ってくることは稀です。
過去の事例でも「一部しか返金されなかった」「全く戻らなかった」というケースが多く報告されています。
そのため、都度払いや月額制、返金保証のあるサロンやクリニックを選ぶと万が一のリスクを抑える事ができると言えます。



高額の前払い契約にはリスクがあることを理解した上で契約しましょう。
ローンがまだ残っている場合はどうしたらいい?
脱毛サロンでローン契約をしている場合、脱毛サロンが倒産してもローン会社との契約は残ります。
つまり、施術を受けられなくても返済だけは続くという状況になってしまいます。
この場合、まずはクレジット会社やローン会社に連絡し、事情を説明する必要があります。
分割払いをしている場合はクレジットカード会社に支払い停止を求めると請求がとまる可能性があります。
また、支払った分についてはクレジットカード会社からの返金(チャージバック)の可能性もあります。









